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東方異聞奇譚 第一話:余四郎、戻る。
ちょびっと書けたから公開してみる(´▽`*)

 年はまだ十五、六といったところだろうか。
 黒地の詰め襟に長ズボンの学生服。その上に黒いマントを羽織った少年が、右後ろにいかにも腕っ節の強そうな体格のいい大男と、左後ろにいかにも頭がきれる男を連れて、大路を闊歩していた。
 痩身短躯ではあるが、一目見たら忘れられない眉目秀麗な少年だ。
 乳白色の肌にさくらんぼ色の唇が艶っぽい。目深にかぶった学生帽から覗く、黒く大きな瞳はいかにも芯が強そうな光を宿している。

「余四郎様、少し休まれた方がよいのではないでしょうか?」

 ひたすら歩き続ける余四郎を気遣い言葉をかけた左門に、余四郎は返事をしなかった。

 余四郎はようやく見えてきた実家を睨みつけた。


 先日、兄、松太郎から手紙が届いた。婚約者を紹介するから、帰ってこいと。
 代々、ミカドをお守りする名門の井東家の嫡男の選んだ女性とはどのような方なのだろうかと、胸を躍らせて手紙を読んだ。だが、その続きを読み驚いた。

 松太郎は十歳年下の女中トメコと結婚するというのだ。

 余四郎の記憶が正しければ、トメコは彼より二つ年上の、平々凡々たる女性だ。華やかさもない。気立てもいい訳ではない。ただひたすらに黙々と仕事をする女性だった。

 あのトメコと?
 女中と結婚するとはどういうことだ。

 余四郎は冗談かと思った。最後に「うそだぴよ~ん」とふざけたことを書いているに決まっていると手紙の隅々まで目を通してみたが、「う」の字すらなかった。

 松兄は本当にトメコと結婚するんだ。

 まだ、納得できないので、声に出してみた。

「松兄はトメコと結婚する」

 すると、何故だか、腸煮えたぐってきた。

「嫡男たるものは、令嬢と結婚するのが当然だろうがぁ」

 叫んだ余四郎は手紙をびりびりに破り捨てた。


以上。こんな感じです。
余四郎ちゃんのサドっこぶりがまだまだ発揮されていませんw。ワフ。

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